同人誌の頒布数(部数)の決め方と損益分岐の考え方
最終更新:2026-08-06
「何部刷ればいいのか」は同人でいちばん悩むところ。多すぎれば在庫、少なすぎれば早々に完売。損益分岐の考え方を押さえて、納得できる部数を決めましょう。
損益分岐部数の基本
同人誌では、費用の多くが「刷る前に決まる印刷費」です。ざっくりした損益分岐部数(元が取れる部数)は、次の考え方で見積もれます。
損益分岐部数 = 総印刷費 ÷ 1部あたりの頒布価格(送料や材料費が別途かかる場合はそのぶん差し引いて考える)
たとえば総印刷費が3万円、頒布価格が600円なら、50部売れれば印刷費を回収できる計算です。ここに交通費や什器などを含めるかは、自分の考え方で決めましょう。
部数の見積り材料
- 過去の頒布実績(同ジャンル・同規模イベントでの実数)
- イベントの規模と客層(大規模イベントか、オンリーか)
- SNSのフォロワー数や反応(告知のインプレッション)
- 初動(イベント当日〜数日の動き)を重視して読む
迷ったら「完売を狙って少なめ+書店委託や再版で追う」か、「余裕を持って多め」か、自分の在庫リスク許容度で方針を決めるのがおすすめです。
早割で損益分岐を下げる
同じ部数でも、早めに入稿する「早割」を使えば印刷費が下がり、損益分岐部数も下がります。締切から逆算して早めに動くほど、金銭的にも精神的にも楽になります。