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同人誌の入稿データの作り方【基本チェックリスト】

最終更新:2026-08-06

はじめて入稿する人がつまずくポイントは、だいたい決まっています。塗り足し・解像度・カラーモード・フォントの4点さえ押さえれば、多くの「はねられ」は防げます。この記事で基本のチェックリストを確認しましょう。

入稿データとは

入稿データとは、印刷所に渡す「印刷用の完成データ」のことです。画面で見て正しくても、印刷の仕様(塗り足しや解像度、色の指定)を満たしていないと、修正依頼になったり、意図と違う仕上がりになったりします。

多くの同人印刷所は PDF での入稿に対応しています。まずは下の5項目を順に確認していきましょう。

① 塗り足し(ぬりたし)とトンボ

断裁のズレで用紙のフチに白が出ないよう、仕上がりサイズの外側に絵柄を伸ばしておく余白を「塗り足し」と呼びます。一般的な目安は上下左右それぞれ3mmです。

  • 背景やベタは仕上がり線を越えて塗り足しまで描く
  • 文字や大事な絵は、断裁される可能性を考えて仕上がり線から内側に3〜5mm以上入れる
  • トンボ(断裁位置の目印)が必要かは印刷所によって異なる

塗り足し幅は印刷所により異なる場合があります。DoujinMateの印刷所ページで各社の塗り足し・トンボの扱いを確認できます。

② 解像度(dpi)

解像度が足りないと、印刷したときに線や網点がぼやけます。用途ごとの一般的な目安は次のとおりです。

用途解像度の目安
カラー(表紙など)350dpi 前後
モノクロ グレースケール(本文)350〜600dpi
モノクロ 2値(線画・トーン)600〜1200dpi

小さい画像を後から拡大すると解像度は上がりません。作り始めの段階で必要な解像度のキャンバスを用意しておきましょう。

③ カラーモード

印刷はCMYK(4色)で行われます。画面用のRGBのまま入稿すると、鮮やかな色が沈んで見えることがあります。

  • カラー表紙:CMYK を基本に(RGB入稿の可否は印刷所で異なる)
  • モノクロ本文:グレースケール、または モノクロ2値
  • 特色・箔などの特殊加工は、印刷所の指定方法に従う

④ フォントの埋め込み・アウトライン化

自分の環境にあるフォントが印刷所側に無いと、別のフォントに置き換わって「文字化け」します。これを防ぐのがフォントの埋め込み、またはアウトライン化です。

  • PDF書き出し時に「フォントを埋め込む」設定にする
  • または、文字をアウトライン化(図形化)してから書き出す
  • アウトライン化後は文字を編集できないので、必ず元データを別名で残す

⑤ PDFで書き出す

最後に、印刷所が受け付ける形式で書き出します。多くの場合はPDFです。ページ順・ノンブル(ページ番号)・総ページ数が印刷所の条件に合っているかも確認しましょう。

書き出したPDFが規定を満たしているかは、DoujinMateの入稿チェッカーにアップロードすれば自動で診断できます。塗り足し・解像度・カラーモード・フォント埋込を確認し、通らない箇所を教えてくれます。

次のステップ

関連ガイド

※ 本文の印刷仕様は一般的な目安です。最終的な入稿可否・締切は各印刷所の 公式サイトでご確認ください。